YouTube 動画の紹介
若狭野陣屋でヘリテージマネージャーの研修会
兵庫県相生市にある旗本浅野家若狭野陣屋の札座で、NPO法人兵庫ヘリテージ機構姫路主催で、ヘリテージマネージャーの研修会が開かれました。文化財の専門家がヘリテージャーに解説します。この動画は、研修会の様子を紹介するものです。
札座は、旗本浅野家が1822年に札切手(藩札)を発行するために建てました。明治維新の後、大山郁夫が少年時代を暮らした住宅、庵寺法界庵、集会所として使われてきました。そのため、建物の様々な部分に、時代や用途の変化が見られます。
若狭野陣屋の札座は老朽化が進んでいて応急修理が必要です。非公開ですが、このように研修会の会場として、お使いいただくことは可能です。
ハイライト
建物の歴史と用途の変遷
建物の外観
虫小窓の形から時代を推測
屋根や柱の素材や仕上げの違い
建物の中心部と東西の側面の対比
建物の内部
玄関から左側の部屋の天井や柱の状態
2階の部屋の床や天井の構造
釣り橋や沼の位置と役割
建物の保存
建物の劣化や崩壊の危険性
延命措置としての工事の必要性
本の販売を通じたクラウドファンディングの呼びかけ
荘園都市あいおいのホームページを紹介する動画を作りました
王家領矢野荘とは、播磨国(現在の兵庫県の南西部)にあった荘園です。矢野荘は、秦為辰が開発し、鳥羽上皇の皇后美福門院の荘園になりました。鎌倉時代末、下地中分されて、領家方が東寺に寄進されました。そのため、矢野荘の史料が東寺百合文書のなかに残っていて、荘園研究者の間では最も有名な荘園の一つです。
あいおい矢野荘には、日本の歴史と文化を体感できる観光スポットがたくさんあります。古代の古墳・条里制・秦河勝を祀る大避神社・求福教寺から、中世の矢野荘や下土井城・感状山城、近世の旗本浅野家若狭野陣屋、近代の鈴木商店・播磨造船所など、あいおい矢野荘には日本の歴史が凝縮しています。
あいおい矢野荘の歴史
あいおい矢野荘の歴史、中世編をWEBに公開しました。
秦河勝の相生湾漂着から、王家領矢野荘の成立、領家と地頭の下地中分、東寺百合文書に登場する矢野荘まで、荘園を訪れて中世日本を感じたいという観光客の基礎知識として十分な内容にしています。